メルボルン周辺800kmレンタカードライブ1

グレート・オーシャン・ロード編

更新日:2005.10.30

2005年9月23日(金)午前:ホテルチェックアウト→Hertzで車を借りる→M1ハイウエー→グレート・オーシャン・ロード→12使徒→ポートキャンベルYHA泊

▲今回の私の相棒も,前回のシドニーと同様、トヨタ・カムリのAT車新型。メルボルンのFLINDERS  ST駅そばのFederation Squareでトヨタがコレの展示会をやっていた。事前にHertzには,ミディアム・クラスで予約していたので、このカムリが来るといいなぁ と思っていたら、アタリ。旧タイプより足周りが改善されていて、110km/hの連続走行にも不安は全く無かった。小さい車はレンタル費用も安いけど、カムリなら疲労感が少ないので、オーストラリアはやっぱコレだね。


さて,ドライブ初日。

初日のコースは上の地図の通り、メルボルンを出て、海岸線に沿って、海を見ながら、PORT CAMPBELLまで行き、途中、有名な奇岩・12使徒を見る予定。

 


 Route planner(上はその結果)も、初日走行距離を、約280kmと算出している。ここでの注意点は、メルボルン市内脱出を、道に迷わず短時間で行うことと、海岸線のワインディングロードでの安全確保と速度低下をどのように両立させるのか? である。これまで、ここをドライブした人たちの感想は皆、「いやー、ホント疲れた〜」であって、ツアーバスに乗って行っても疲れるそうである。とはいえ、バスでの12使徒ツアーは、メルボルン市内からの日帰りなのだから、やってやれないことは無い。。。ハズ!   さて、結果は?


←早起きしてHotel Ibisをチェックアウト、荷物をゴロゴロ引きながら、Ibisの裏手FRANKLIN ST. にあるHertzのDownTown営業所に開店時刻の8:30ジャストに到着。今回は、日本にいるうちに、インターネット予約しておいたため、話はスムーズと思いきや、貸し出し係のおじさんが、最も安い組み合わせを提案してくれたおかげで、話は少々長くなった。先ずは、保険をMAX PKG にグレードアップ。これは私の意志。燃料は満タン返し不要の燃料先払い制度(FPO)に、ただし、ガソリンが残っていても返金なし。万一、ここの営業時間が終了する17:00までに帰って来れなくても、メルボルン空港の営業所に返せばよい など、最悪の事態を想定していろいろ条件をつけた。契約内容を確実に理解しているかいちいち確認されたので、大変英語の勉強になり(笑)、かつ、結果は、非常にお得だった。

→乗ったら必ず,燃料計と、トリップメーターをチェック。スピードメーターは240km/hまで目盛りが振ってある。早速、カーコンパスを取り付けて、トリップをゼロリセットする。地下駐車場の出口で、教えてもらった暗証番号をキーインすると、ゲートが開いた。AM:8:50 さぁ、出発だ。

←貸し出し係のおじさんが、教えてくれた通り、WILLIAM.STに出て、FLINDERS.STに入り、後はまっすぐ行けば、自動的にM1ハイウエーに乗るはずだった。ところが!! 途中、道路工事があり、左折のレーンに入ってしまい、ヤラ川の南側に行ってしまう。実は、これは想定していたミス。戻ればよいのである。しかし、車線が分かれていたので、簡単にはいかない。それに、カーコンパスの動きがおかしい。他の磁力の影響を受けているようだ。これを信じて行ったら、どちらが北やら全くわからなくなった。ここで、戻った先でまた行き過ぎ、市内をぐるぐる30分。結構焦る。通行人の女性に地図を見せて現在地点を尋ねると、「この地図はひどいわね」 

→結局、3人目のOZに教えてもらった行きかたが正解で、なんとかM1ハイウエーに乗ることが出来た。

GEELONGに入り、ここでも一回、道を間違えてぐるぐる。どうも、カーナビに頼り切った運転に慣れてしまい、頭のコンパスが退化しているらしい。おまけに、東急ハンズで買ったカーコンパスは、他の磁力を受けて、狂いっぱなし。設置場所をあちこち変えてみるが、とうとうこの日は、磁力の影響を受けないポイントが見つからなかった。(カーナビが欲しいっ!!)

GEELONGを過ぎると、SurfCoastハイウエーに入り、後は、一本道。このハイウエーの終点から、Great Ocean Rdの標識が見えるようになる。

←メルボルンから約110km,ANGLESEAに到着。家族連れが、ボート遊びをしていた。ここで、トイレ休憩。今回のドライブでは、トイレが無いことを想定して、「携帯トイレ」を持ってきたのだが、これは不要だった。

→さて、いよいよ、シーサイドドライブの始まり。ANGLESEAゴルフコースでは、早朝か夕方、野生のカンガルーを見ることが出来るそうなのだが、すでに昼近く。あきらめたが、実は、居るそうである。残念!

LORNEで、昼食をとることにした。フィッシュアンドチップスを頼んだところ、「魚はいくつ?」と聞かれた(?)ので、日本の感覚で、まぁ、2ピースくらいは食べたいと思い、「Two」と、言ったのが運の尽き。2ピースじゃなくて、丸々、2匹来てしまった。ポテトもどっさり。これじゃ、「Toooooo!」だって。コーラ込みで、A$16。

→これを持って、海沿いにある公園のベンチへ。揚げ立ては美味しく、魚は2匹とも食べられたが、さすがにポテトは半分以上食べ切れなかった。 もったいないので、宿まで持って帰り、電子レンジで、チンしたが、さすがに、パサパサして食べられなかった。おかげで、夕食は全く食欲わかず、ナシとなってしまった。

←野生のコアラがいるという、KENNET RIVERに半信半疑で寄ってみた。残念ながら、お店は閉まっていた。

→なんと、野生のコアラが、ユーカリの木の中で昼寝している。見えるかな?でも、これ、本当に生きてるの?

KENNET RIVERのベンチには、こんな美しい鳥がやってくる。

→ずーっと続く海岸線。伊豆をドライブしている感じ。途中、道路工事などあり、片側一車線で、渋滞していた箇所もあったが、極めてスムーズ。しかし、カーブが連続するため、平均速度は、40kmまで落ちる。

CAPE OTWAYに寄り道することにした。この道が意外と長かった。

→見晴らし台の駐車場。ここから、見晴台までは、徒歩3分。お店とトイレもある。

CAPE OTWAYの灯台が見える。灯台まで行くことも出来るらしいが、海の向こうには何も見えそうに無いので、今回はパス。

→戻り道、「牛が通行する」の看板があり、ホントかな?と、思って車を走らせていたら、本当に横断してきた。夜間だったら!!! ぶつかってたかも?

このあと、海までの道のりが長かった。Great Ocean Rd を示す“B100”の標識が無いのだ。コンパスも狂っているし、正しい方向に向かっているのか不安が高まる。行けども行けども、森の中。やむなくB&Bの宿泊施設に寄って尋ねようとしたが、誰も出てこない。不安を抱えて、そこから300mほど走ったら、霧の向こうに海がやっと見えてきた。

12使徒のインフォメーションセンター。やっと着いたーーーー。

16時だが、結構、駐車場には車が入っている。駐車場の向こうにはヘリポートがあり、ひっきりなしにヘリが飛んでいた。ところが、17時(この日の日没は18:30)くらいになると、ツアーバスも居なくなり、突然、さびしきなってきた。

12使徒展望台より。展望台は、遊歩道で連結されており、ゆっくり回って15分くらいで一周できる。

12使徒展望台より

12使徒展望台より。グランドキャニオンに水を張ったらこうなる?と言う想像は私だけ??

12使徒展望台より

←やっと、PORT CAMPBELLのインフォメーションに到着。17:30.予定より、30分遅れ。走行距離は、ここまで、316km。YHAの予約表についていた地図通りに行くと、違う宿泊施設に入ってしまった。タイミングよく、インフォメーションの人が旗を降ろしていたので、地図を見せて聞くと、またまた「この地図はひどいな」。何のことは無い、YHAは、インフォメーションのカーブの先、30mにあった。

YHAの前の通りから見える。PORT CAMPBELLの湾を望む

←今日の宿泊場所PORT CAMPBELLのYHA。レセプションの人が、「カイのデポジットとして、A$5預かります」というので、「カイってナンですか?」と、聞いたら、Keyを指差した。「あ、キーのコトね?」というと、そうとも言う と、いいそうな顔をしていた。時々、OZイングリッシュには、まいってしまう。

→宿泊したPORT CAMPBELLYHAの個室部屋棟。ダブルと、ツインが計3部屋あって、共同リビング、キッチン、シャワー、トイレつき。シャワー、トイレが各1つしかなくて共同というのには、まいった。何のことは無い、普通の家を、そのままYHAにしているのだ。

←とはいえ、お部屋は清潔、暖房もしっかり効いていた。リビングもあるけど、NECのテレビと、ONKYOのステレオは殆ど動作不能。

→共同キッチンにて、隣の部屋の、イタリア人のお父さんに撮って貰った。夜中に、火災報知器が鳴って、一緒に飛び起きた仲です(笑)

(注)この後、2005/10/02に再度検索したところ、PORT CAMPBELLYHAは、YHAのリストから消えていました!ひょっとして、これが最後の写真だったか?この後、宿泊された方がいらっしゃいましたら教えてください。


 

次の日は,Warrnambool に向かう。

 メルボルン市内散策 

グレート・オーシャン・ロード ウォーナンブール〜レッドロック〜ソブリンヒル バララット〜メルボルン市内をドライブ

メルボルン・ドライブ旅行計画とその反省(これから行かれる方へ)